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Little Dolops主宰者ポール氏談

この施設は,たった一人のインド人、ポール氏個人によってはじめられ、

いまやたくさんの人々に支えられて運営されている。

興味津々な筆者は経営内容まで聞いてみた。

最初500Rsでスタートしたと言うこの施設は多くの人達の寄付や善意の行動によって、

いまでは立派な施設として機能し始めている。

そのP氏も当時はサラリーマンであり、決して大金持ちだからできたというわけではない。

収容者の食べ物が不足したり、スタッフの給料が足りない時などは彼の給料から補充したという。

スタッフの中にもご主人を亡くして行き場を失った人や身寄りの無い子供達などがいる。

収容者でも体が動けるものは施設の運営を手伝う。

同じような境遇の人達が助け合いながら生活してる場でもある。


収容者の多くは、年かさも増して、更に病気や体が不自由の方も多い。

現在は医師と看護婦を常駐できるまでになり、診察室や病室も完備されるまでになった。

今回の訪問では以前にはなかった精神異常者のための鍵の掛かった

施設にも入れていただきわずかな時間だが、にぎやかに交流させていただいた。


収容者とスタッフと共に記念写真を撮ったが異常者の喜びようは健常者以上であり
忘れていた本当の喜び顔を、改めて見させていただいた。


ここの運営の問題点をお聞きしてみた。

医薬品と食料の確保が毎日の課題で欠かすことが出来ない。

そしてそのための資金繰りが一番の問題であるそうだ。

いろいろと制約が入るのを嫌って、政府の補助は受けていないという。

したがってすべてが民間人による寄付でまかなっている。

スタッフの給料は遅滞させても、収容者の食事は抜くことは出来ない
P氏は笑う。

食事の心配は当面ない。 多くの善意の人達が間を空けずに来てくれるからだという。

この日も私たちの前に別なご夫婦が寄付に見えていた。  

今足りないのは施設である。

250人の老人たちと100人の精神障害者でこの施設はすでに満杯、

17Kmほど離れて場所に更に200人ほどの施設を持ってるというが

この日も5人収容者が新たに入ってきたという。

施設はいくらあってもたりることにはなりそうにもない。



2002年には、チェンナイ日本総領事館から建物(2階建て)の建設費用を寄付して

戴いたという石のボードが建物の基礎に埋め込まれていた。

日本人として胸を張れる一瞬であった。ありがとう領事館さん。

女性の収容棟には、ボランティアの方が技術指導を行っている。

週五日はここで収容者たちと一緒に作業をしているという。

作っていたのはキャンドルと布やリボンをつかったブーケ(左)。

   
得て不得手があるらしく完成品のない人もいる、     アルミの型に蝋を溶かしてつぎ込む

佐藤さん、今回ご子息とこの施設を訪れていただいきありがとう。

ご子息にとっても貴重な思い出になっていただけたことと思います。


インドまで来ていただき寄付を戴きました。感謝

貴方も参加できる奉仕活動

彼らは面白い企画をもって善意の寄付を集めている。

それは、あなたの誕生日や結婚記念日の前に寄付をしていただき、

その記念日にその人の名前を冠したパーティーを開いてくれるというものである。

つまりあなたの記念すべき日に彼らの食事代となり、お茶代となる。

今日は○○さんの誕生日です。といって一緒に祝ってくれるわけだ。


この寄付は3000Rs(6,000円相当)でお茶(チャイ)とビスケットが3時休みに全員に配られ

5000Rs(一万円相当)なら夕食のメニューの一部に追加のおかずになるそうである。

もちろん建物一棟!!なんてのも大歓迎である。


IT産業など経済発展を続けるインドともう一つのインド

その谷間に捨てられていく老人たち、

チェンナイに来られる方はぜひこのような施設のあることも知って戴きたい。

そして時間のある方はぜひ訪問してやってください。

また収容者の方々に役に立つような技術があればご指導でも

提案でもお申し付けください。

また訪問や寄付の希望の方がいらっしゃればご案内いたします。


建物正面:収容者の方々

訪問/ボランティア/寄付への問いあわせ及び

ご連絡先はまで

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